
英会話でよく出てくる”Will you show me ~?” と ”Will you tell me ~?”。
どちらも「教えてくれますか?」と訳されることが多いので、「正直、どっちでもよくない?」と感じる人も多い表現です。
ですが、ネイティブの感覚では「見せて教える」のか、「言葉で教える」のかという違いがはっきりあります。
この記事では、
- 結論(ざっくりどう使い分けるか)
- ニュアンスの違い
- 具体例とよくある誤用パターン
- 迷ったときのシンプルな判断基準
を順番に整理していきます。
結論:show は「見せて教える」、tell は「言葉で教える」
先に一言でまとめると、こうなります。
- Will you show me ~?
→ 何かを見せたり、やって見せたりして教えてほしいとき - Will you tell me ~?
→ 何かを言葉・情報として教えてほしいとき
どちらも「教えてくれますか?」と訳せますが、
show=視覚・実演、tell=言葉・情報という軸で使い分けると、
一気にスッキリします。
解説:show と tell のコアイメージの違い
Will you show me ~?:見せる・やって見せる
show のコアは「見せる」「目でわかるようにする」です。
Will you show me how to use this app?
このアプリの使い方を見せてくれますか?
ここでは、
実際に画面を操作して見せたり、
手順を一緒にやってくれたりするイメージです。
こんなときに show が自然
- 操作方法を教えてほしい
- 場所・道順を地図や実物で示してほしい
- 実際のやり方を見て覚えたい
Will you tell me ~?:言葉・情報として教える
一方、tell のコアは「言う」「伝える」「教える(情報)」です。
Will you tell me your phone number?
電話番号を教えてくれますか?
Will you tell me the reason?
理由を教えてくれますか?
ここでは、
相手の口から出てくる情報そのものが欲しい、という感覚です。
こんなときに tell が自然
- 名前・住所・電話番号などの情報を知りたい
- 理由・考え・意見を聞きたい
- 事実や内容を「言葉で」教えてほしい
比較表:show / tell の違いを一目で整理
| 表現 | コアの意味 | 教え方のイメージ | 典型的な例 |
|---|---|---|---|
| Will you show me…? | 見せる・示す | 見せて教える/やって見せる | 使い方、操作、場所、手順など |
| Will you tell me…? | 言う・伝える・教える | 言葉・情報で教える | 名前、理由、番号、事実、ストーリー |
具体例:どちらも「教えて」だけど、ニュアンスはこう変わる
例1:道を聞くとき
- Will you show me the way to the station?
→ 駅までの行き方を「道順として示してくれますか?」
→ 地図を指さしたり、一緒に歩いたりするイメージ。 - Will you tell me the way to the station?
→ 駅までの行き方を「言葉で説明してくれますか?」
→ 口頭で「まっすぐ行って、右に曲がって…」と教える感じ。
どちらも文法的にはOKですが、
show=視覚的・実演寄り、tell=口頭説明寄りという違いがあります。
例2:使い方を聞くとき
- Will you show me how to use this camera?
→ 実際にカメラを操作して見せてほしい。 - Will you tell me how to use this camera?
→ 説明だけを聞くニュアンス(マニュアルを読むようなイメージ)。
実際の会話では、how to use ~ には show の方が圧倒的に自然です。
例3:よくある日本人の「惜しい」パターン
日本語の「教えて」が万能すぎるせいで、ついこんな英語を言ってしまいがちです。
Will you tell me how to use this app?
意味は通じますが、ネイティブの感覚ではやや「説明だけして」の印象が強く、実際に一緒に画面を見ながら教えてほしいなら show の方がしっくりきます。
まとめ
最後に、実際に使うときの「即決ルール」をまとめます。

どちらも「教えてくれますか?」と訳せるからこそ、show=視覚・実演、tell=言葉・情報という軸を意識しておくと、英語の「教える/教えて」がぐっとクリアになります。



コメント