
「many of ~ と most of ~ の違いって何ですか?」
どちらも「たくさんの/ほとんどの」と習うので、学校英語だと同じように見えますよね。
でもネイティブの感覚では、「多い」のか「ほとんど」なのかというニュアンスの差がハッキリあります。
この記事では、結論 → 具体例 → 図解での整理という流れで、「many of」と「most of」の使い分けをスッキリ整理していきます。
結論
先に一番大事なポイントだけまとめます。many of は「たくさん」、most of は「ほとんど」です!
- many of ~:数として“多い”だけ(でも全体の一部)
- most of ~:全体の“ほとんど”を占める(大部分)
イメージで言うと:
- many of:30〜60%くらいでも「多い」と感じればOK
- most of:80〜90%以上の「大部分」という感覚
もちろん厳密なパーセンテージではありませんが、
「many of=多い」「most of=ほとんど」
という軸で考えると、かなりブレなくなります。
many of と most of の違いを具体例で理解する
many of ~ の基本イメージ
many of は「たくさんの~」で、あくまで“多い一部”を指す表現です。
- Many of the students passed the exam.
多くの学生が試験に合格しました。
→ 合格した人は多いけれど、「ほとんど」とまでは言っていない。 - Many of my friends live abroad.
友人の多くは海外に住んでいます。
→ 海外組は多いが、「ほとんど全員」ではない。
ここでのポイントは、**「多いけど、残りもそれなりにいる」**という感覚です。
most of ~ の基本イメージ
most of は「~のほとんどは」「大部分は」という意味で、
「残りは少数派」という印象が強い表現です。
- Most of the students passed the exam.
学生のほとんどが試験に合格しました。
→ 不合格は少数派、全体の大部分が合格。 - Most of my friends live abroad.
友人のほとんどは海外に住んでいます。
→ 海外に住んでいない友人は少数。
many of → 多いけど、まだバラけている
most of → ほとんどそっち側に寄っている
というイメージの差が、実際の使い分けの核心です。
many of と most of の感覚の違い
全体を100%としたときのイメージ
| 表現 | イメージ割合 | ニュアンス |
|---|---|---|
| many of ~ | だいたい30〜60% | 「多い」「かなりいる」 |
| most of ~ | だいたい80〜90% | 「ほとんど」「大部分」 |
※あくまで感覚的な目安ですが、
「many of は“多い”」「most of は“ほとんど”」
と分けておくと、ブレにくくなります。
many of / most of の後ろに来るもの
どちらも基本形は同じです。
- many of + the / my / these / those + 複数名詞
- most of + the / my / these / those + 複数名詞
- many of / most of + us / them / you
例文
- Many of the books are new.
その本の多くは新しい。 - Most of the books are new.
その本のほとんどは新しい。 - Many of us were surprised.
私たちの多くは驚きました。 - Most of us were surprised.
私たちのほとんどは驚きました。
同じ構文でも、**話し手が「どれくらいの割合だと感じているか」**で
many of と most of を使い分けているイメージです。
使い分けのコツは、日本語に置き換えてみる
実際に迷ったときは、日本語に一度置き換えてみると判断しやすくなります。
- 「多くの〜」と言いたい → many of ~
- 「ほとんどの〜」と言いたい → most of ~
比較してみると…
- Many of the customers liked the new menu.
多くの客が新メニューを気に入った。
→ 好きな人は多いが、嫌いな人もそれなりにいるイメージ。 - Most of the customers liked the new menu.
客のほとんどが新メニューを気に入った。
→ 気に入らなかった人は少数派。
「多い」と言いたいのか、「ほとんど」と言いたいのか。
ここを日本語で一度はっきりさせると、英語の選択もブレません。
まとめ
many of と most of を感覚で選べるようにする。
最後に、この記事のポイントを整理します。
- many of ~:数として多い一部(多いけど、残りもそれなりにいる)
- most of ~:全体のほとんど(残りは少数派)
- イメージとしては
- many of:30〜60%でも「多い」と感じればOK
- most of:80〜90%以上の「大部分」という感覚
- 迷ったら日本語で
- 「多くの〜」→ many of
- 「ほとんどの〜」→ most of
many of と most of は、単語帳で意味だけ覚えると同じに見えるけれど、
「割合の感覚」で見ると、まったく別物としてスッキリ整理できます。

あなたが次に英文を書くとき、「これは“多い”と言いたいのか、“ほとんど”と言いたいのか」
一度だけ立ち止まって考えてみてください。その一瞬の意識が、英語の精度を一段引き上げてくれます。


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