
英語学習者がつまずきやすいポイントの一つが「関係副詞 where」です。
一見シンプルな文でも、「where が場所を表すのか?疑問詞なのか?」「which や in which との違いは?」とモヤっとしがちですよね。
今回は、例文 “This is where the vice president works.” を題材に、自然な和訳とともに、関係副詞 where の働きを文法的にスッキリ整理していきます。
結論
まず、結論から。この文は「場所」を説明する関係副詞 where の文。
This is where the vice president works.
和訳例:「ここが副社長が働いているところです。」
あるいは、より自然に「ここが副社長の勤務先です。」
この文のポイントは:
- where は「関係副詞」であり、「場所」を表す節を導いている
- where the vice president works が This(=ここ)を説明している
- 構造としては
This is the place where the vice president works.
の the place が省略された形と考えると理解しやすい
関係副詞 where を文構造から分解する
文の骨組みを確認する
まず、文の大枠はとてもシンプルです。
- This is 〜.
「これは〜です。」
ここに、「これはどんな『場所』なのか」を説明する情報が where 以下 で付け足されています。
where the vice president works
「副社長が働いている(場所)」
つまり全体は:
This is [where the vice president works].
「これは[副社長が働いているところ]です。」
という構造です。
関係副詞 where の正体:「前置詞+which」の一体型
関係副詞 where は、よく次のように説明されます。
where = in which / at which など(場所を表す前置詞+関係代名詞)
今回の文も、より「教科書的」に書くとこうなります。
This is the place where the vice president works.
= This is the place in which the vice president works.
ここでの対応関係は:
- the place … 先行詞(説明される名詞:場所)
- where / in which … 「その場所で」という意味を補う
- the vice president works … 動詞を含む節(S+V)
関係副詞 where は、「場所を表す前置詞+which」を一語にまとめたものと捉えると、かなりスッキリします。
疑問詞 where との違い
同じ「where」でも、疑問文の where とは役割が違います。
| 種類 | 例文 | 役割 |
|---|---|---|
| 疑問詞 where | Where does the vice president work? | 「どこで?」と場所をたずねる |
| 関係副詞 where | This is where the vice president works. | 「〜する場所」を説明する |
- 疑問詞 where:文頭に来て「どこ?」と質問する
- 関係副詞 where:文の途中で、名詞(場所)を説明する節を導く
見た目は同じでも、「質問しているのか」「説明しているのか」で役割がまったく違う、というのがポイントです。
「This is where 〜」の感覚をつかむ
ネイティブがよく使うパターンとして、
- This is where I live.
ここが私の住んでいるところです。 - This is where we met.
ここが私たちが出会った場所です。 - This is where it all started.
ここがすべての始まりの場所です。
というように、This is where 〜 は「ここが〜する場所だ」という、場所を指し示すときの定番表現です。
今回の文も同じで、
This is where the vice president works.
「ここが副社長が働いているところです。」
と、「今いる場所」や「目の前の場所」を説明しているイメージになります。
「the place」が省略されるパターン
先ほど触れたように、この文はもともと:
This is the place where the vice president works.
という形を、会話で自然に短くしたものと考えられます。
- This is the place … ここがその場所です
- where the vice president works … 副社長が働いている
英語では、「the place」が文脈上明らかなときは省略されやすいため、
This is where the vice president works.
のように、よりコンパクトで自然な形になるわけです。
まとめ
最後に、今回のポイントを整理します。関係副詞 where を「場所+説明」で捉える。

関係副詞 where を見るときは、
「前にあるのは“場所”だ」「where 以下はその場所を説明している」
と意識して読むと、文の構造が一気にクリアになります。


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